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自動車保険のお勉強室|賠償責任と保険

自動車保険のお勉強室「Carho.bizu」は、和歌山県在住の元保険屋さんの個人サイトです。
自動車保険について、一般の方にも分かりやすく説明しているつもりです。調べ事があるときに活用していただければ幸いです。

リスクと保険

自動車を所有するリスクと保険について、下記の3つのページを設けています。
最初は、他人の生命や財物に損害を与えた場合の賠償責任と保険についてのご紹介です。

賠償責任と保険

事故によって他人を死傷させた場合(人身事故)
治療費、休業損害、文書料、慰謝料、葬儀費、遺失利益などの損害額の合計に、自分の責任割合を乗じた額を被害者側に支払わなければなりません。
この部分に関しては、自賠責保険の対象範囲ですが、ケガの補償は最高120万円、死亡の補償は最高3000万円、重度の後遺障害が残ったとしても最高4000万円なので充分に賄える金額とはいえません。
賠償責任の額が、自賠責保険や労災保険等で支払われる金額を超えた場合に役立つのが、対人賠償保険です。
また、対人賠償保険からは、対人賠償条項第10条に規定する費用も、損害の一部とみなされて保険金が支払われます。

事故によって他人の財物に損害を与えた場合(物損事故)
その財物の損害額×責任割合(財物の時価額が上限)を相手側に支払わなければなりません。他にも、レッカー代や臨時の宿泊費用、コンサート等のキャンセル費用が発生するかもしれません。
また、踏切内の電車との事故や店舗に損害を与えた場合は、個人では弁済しきれないほどの損害賠償責任額が発生する恐れもあります。
自賠責保険では、財物に対する損害は補償されませんので、全額自己負担になります。対物賠償保険は、その自己負担額を、規定に基き補償する保険です。
また、対物賠償保険も対人賠償保険と同様に、対物賠償条項第10条に規定する費用も、損害の一部とみなされて保険金が支払われます。

任意保険に加入する目的
他人の生命や財物に損害を与えた場合の賠償責任に備える。という考え方の一方で、被害者救済という観点も忘れてはなりません。
自分や家族が被害者で、相手が無保険だった場合を想像すると恐ろしくなると思います。
他にも、損害額の査定や過失割合などは、専門的知識がない一般人が導き出すのは無理に等しいことです。
保険会社は、事故原因の調査や損害額の調査等も行っています。これらの要素も任意保険に加入する大きなメリットだと思います。

賠償関係の保険と特約
賠償関係では、対人賠償保険対物賠償保険が主軸になります。
他人の生命や財物に損害を与えた場合の、法律上の損害賠償責任の額を補償する保険です。
また、対物賠償保険には、特約として、対物超過修理費用補償特約を付帯することが出来ます。これは、被害車両の価値価格を越える修理費用が発生した場合に対応する特約です。(詳しくは、約款のページをご覧ください。)
人身事故の場合も、歩行中または自転車(原付自転車は除く)に搭乗中の者を死傷させた場合に、法律上の損害賠償責任の額を越える部分に対応する対歩行者傷害補償特約があります。(詳しくは、約款のページをご覧ください。)