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自動車保険のお勉強室|自分側の財物の損害と保険

自動車保険のお勉強室「Carho.bizu」は、和歌山県在住の元保険屋さんの個人サイトです。
自動車保険について、一般の方にも分かりやすく説明しているつもりです。調べ事があるときに活用していただければ幸いです。

リスクと保険

自動車事故では、マイカー自体の損害以外にも様々な損害が発生する場合があります。このページでは、自分側の財物に損害が発生した場合の保険と特約について説明しています。

自分側の財物の損害と保険

自動車事故に付き物なのが財物の損害です。人身事故に至らない場合でも、双方の車は多少なりとも損壊します。
また、車同士の事故以外でも、マイカーに損害が発生するケースは多くあります。

マイカーが損害を受ける主な例
①電柱やガードレールとの衝突・接触、車庫入れミスなどの単独事故
②車やオートバイ、自転車等との自動車事故
③盗難
④天災・自然災害(地震・噴火・津波・台風・洪水・高潮・竜巻)等
⑤火災・爆発
⑥落書・イタズラ
⑦飛び石や落石
⑧デモや労働争議

金額的には、人身損害に比べれば低いものの、損害を受ける確立が高いのが財物の損害です。
上記②のケースで、事故原因が相手側に100%ある場合を除けば、修理代や買い替え費用には、自己負担額が発生します。

自動車保険には、車の損害を補償する保険のほか、車に積載中の財物の損害を補償する特約、車両事故によって発生する臨時の費用を補償する特約、修理期間中または買い替えに要する期間のレンタカー代を補償する特約などがあります。

車両保険

車両保険は、契約自動車の損害を補償する保険です。ただし、極一部の保険会社を除いては、地震・噴火・津波が原因の損害に対して補償する保険は取り扱っていません。
これは、それらの災害が発生した場合には、一保険会社では対応しきれない程の損害額が発生すると予想できるからだと思います。
また、戦争、核燃料に係る事故などが原因での損害を補償する保険商品を販売する保険会社は、今のところありません。

車両保険には、下記の2種類があります。

一般の車両保険
殆どの車両損害が補償されます。ただし、地震・噴火・津波・戦争・核燃料に係る事故等による損害は、補償されません。(詳しくは、約款のページをご覧ください。)
限定特約付の車両保険
車両損害の原因を特定する特約を付帯した車両保険です。一般の車両保険から、車以外の他物との衝突・接触、自動車同士の事故であっても相手車が確認できない事故の損害を除くと考えれば解りやすいと思います。(詳しくは、約款のページをご覧ください。)

身の回り品補償特約

車両保険に付帯できる特約です。
車室内やトランク内に収容されている財物であり、日常生活の用に供されている個人が所有する財物が、車両事故によって損傷した場合に補償されます。(詳しくは、約款のページをご覧ください。)

事故付随費用補償特約

車両保険に付帯できる特約です。
車両事故により臨時に発生する、「臨時宿泊費用」、「臨時帰宅費用」、「搬送・引取費用」を補償する特約です。(詳しくは、約款のページをご覧ください。)

レンタカー費用補償特約

車両保険に付帯できる特約です。
車両事故により、車を修理する期間または買い替えに要する期間にレンタカーを借り入れた場合に、そのレンタカー借り入れ費用を補償する特約です。(詳しくは、約款のページをご覧ください。)